全体朝礼より

令和6年5月の講話

更新日:2024/05/02 16:30 カテゴリー:朝礼

俊野常務の講話「5月病」から

皆さんおはようございます。5月といえばさわやかな新緑の季節ですが、うちの娘は大学時代から毎年2月と5月には「気分がふさぐ」とか「孤独感を感じる」とか言っています。 2月は単位を取り終え目標がなくなるのと、学校へ行かなくなるので友達と会う機会も少なくなり気分が落ち込むようです。4月は環境の変化が大きい時期ですので、気を張り詰めてしまいその疲れがGW明けに出てくるようです。一般的に言う5月病だと思います。

先日、日本経済新聞に「行き詰まる前に脱力」をというコラムが掲載されていました。野球を例にとったものですが、「打者を圧する力感にあふれたフォーム」が最高の賛辞となったものだが、今は多くの投手が「力感のないフォーム」を理想とし追及するようになった。「脱力」がポイントとなるのは技術面だけでなく、気持ちのありようにも言えるようだ。2022年ドラフト1位で西武に入団した左腕、隅田知一郎は即戦力と期待されながら、1勝10敗と大負けした。2年目の昨季は9勝10敗。巻き返しのヒントになったのは常に満点である必要はない。とのコーチの助言だったという。一生懸命やっているのに結果がついてこない時、いったん気持ちを緩めてみるのも悪くない。とありました。

5月病のおもな原因は、心身にかかるストレスなので以下のことを心掛けるといいそうです。

  ・適度な運動を心掛ける

  ・栄養バランスの良い食事をとる

  ・趣味を続ける

  ・規則正しい生活を送る

  ・リラックスできる時間をつくる(温かいお風呂に入る、アロマセラピー、好きな音楽を聴く)

また季節柄、食中毒にも注意してください。

私は、先日カビの生えた和菓子をうっかり食べてしまいました。カマンベールのような味がして変だなと思い吐き出しましたが、半分は飲み込んでしまいました。いつおなかが痛くなるかと心配していましたが、大丈夫でしたがヒヤヒヤしました。

話は戻りますが5月病を予防して、院長からお話があったようにGW明けからしっかり頑張っていきましょう。

 

令和6年4月の講話

更新日:2024/04/08 14:35 カテゴリー:朝礼

俊野常務の講話「新年度は正しい姿勢で」から

皆さん、おはようございます。院長からお話がありましたように、今日から新年度です。結和会も16年目を迎え新たな気持ちでと再スタートいうところです。

今朝車のエンジンをかけると「今日は4月1日エイプリルフールです」と音声が流れました。昔はエイプリルフールだからといって家族や友人に嘘をついて、からかったりしていましたが、すっかりそういうことはしなくなりました。世間的にもそういう風習は薄れてきているのではないかと思います。

それはさておき年度替わりを機に、何か新しい目標を設定しなければと思案しましたが、とりあえず「目の前にあるすべてのことにおいて姿勢を正して取り組んでいくこと」にしました。適当に流すことなく向き合っていこうと思います。

姿勢と言えば、先日所用で鳴門まで往復しました。以前は京都まででも苦痛なく運転したものですが、今回は帰ってきたら、腰は痛いし右足はパンパンに張っているし、年を感じずにはいられませんでした。腰に負担をかけないようにと、いつもよりシートの背を倒して、ハンドル操作も高速中心なのであまり動かす必要もないので、ハンドルの下の方に軽く手をかけた姿勢で、片道2時間半くらいノンストップで運転しました。どうもそれがよくなかったようです。

帰宅してから「運転の正しい姿勢」をネット検索してみると

①シートに深く座り、腰と背中をシートにぴったりつけて隙間をあけないように座りましょう。

②ブレーキペダルを右足でいっぱいに踏み込んだとき、膝が伸びきらず、少し余裕がある位置にシートの前後位置を合わせましょう。

③背中をシートにつけたまま両手でハンドル上部を握り、ひじに少し余裕ができる角度にシートバックを合わせましょう。                                                   とありました。

普段よりも悪い姿勢で運転していたようです。皆さんもお子さんが春休みで遠出をするようなこともあると思いますが、正しい姿勢で休憩をとりながらドライブしてください。

新年度を迎え、心も身体も正しい姿勢で頑張りましょう。

令和6年3月の講話

更新日:2024/03/01 16:09 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「「不幸中の幸いとポジティブ思考」」でした。

俊野常務の講話「身体も脳にもストレッチを」から

 卓球大会が近いので熱が入り過ぎて、肩や首の痛みや凝りで、野田先生にお世話になっているのですが、先日久しぶりに整体に行ったところ、「ずいぶん体のバランスが崩れていますね。特に肩が前に出ていますよ。首筋が凝ったり、呼吸が浅くなったりしていませんか?」と言われました。思い当たるもなにもズバリそれで整体に行ったのでした。

 この位置が正しい肩の位置ですよと矯正してもらったらすごく違和感がありましたが、ストレッチしてもらうと首の凝りがかなり楽になり呼吸もしやすくなりました。

 健全な精神は健全な肉体に宿ると言いますが、デスクでパソコンに長く向かっていることや家でもソファに横になってだらけた姿勢で長時間テレビを見ているのは、体のバランスを崩してしまうようです。1時間おきくらいに伸びをしたり、ストレッチをしたりして姿勢を正すことで、効率よく仕事をこなすことができるのではないかと思います。

 また思考(脳)も同様で、凝り固まった状態では新しいアイデアが浮かぶはずもなく、過去の踏襲に終わってしまいがちです。毎日脳トレのアプリはやっていますが、たまには思考のストレッチをして、脳の可動域を拡げておくというのは、重要なことではないかと思うのです。

1.新しいスキルを身に付けるための勉強をする

2.他の人の意見を聞いたとき、なぜこの人からこういう意見が出たのかを考えてみる

3.普段読んだことのないジャンルの本を読んでみる

 ポイントは普段はあまりやらないことだったり、今まで見たことや考えたこともない問題に取り組むことで、脳に新鮮さと驚きを与えることだそうです。

 運動不足でガタガタの脳になってしまわないように意識的に可動域を広げて、診療報酬の改正やコロナ第10波と言われている現状を乗り越えていきましょう。

令和6年2月の講話

更新日:2024/02/07 13:01 カテゴリー:朝礼

俊野常務の講話「他喜力」から

皆さん、おはようございます。まずは院長からの伝言をお伝えします「急な入院でご心配をおかけしたことと思います。軽い癒着があったことが原因での腸閉塞ということですが、運よく早期発見できたことと県病院でも手術室に空きがあり、すぐに手術ができたことで大事に至りませんでした。皆さんにご心配をおかけしましたが1週間ほどで復帰する予定ですのでご安心ください。またコロナ・インフルエンザとも流行しています。職員の皆さんのご家族にも感染者が出ているようですが、くれぐれも気を付けてください。」とのことでした。

ところで先週末に、新潟に行ってきました。大学時代の友人の誘いもあって、愛媛オレンジバイキングス対新潟アルビレックスBBの試合を観に行ったのですが、土曜日の試合時間までに余裕があったので、新潟市にある栗山米菓の「せんべい王国」に行ってきました。そこではおせんべいの工場見学や手焼き体験ができ、焼きたてのおせんべいを食べることができます。折角だからとおせんべいの手焼きに挑戦しました。せんべいがそってしまわないように5秒おきにひっくり返す必要があり、時間も約20分かかるので意外と大変でした。またおせんべいに絵付けをするのですが、孫の好きな仮面ライダーを描こうと思いましたが、難しいので何を書こうかなと悩んでいたところ「これが人気ですよ」とお勧めされたのがすみっこぐらしのキャラクターでした。見本もあって簡単そうだったのでそれを書きました。

他に栗山米菓のおせんべいやばかうけなどの米菓を買って家に送ってもらいました。

帰宅して届いた段ボール箱を開けてみると仮面ライダーゼロワンとプリキュアのキャラクターが描かれたおせんべいが入っていました。

社長の栗山が指示したのかなと思って、お礼の連絡を入れると、知らなかったそうで、アルビの対戦チームの関係者を連れていくとだけ連絡を入れていたが何も指示していないとのことでした。担当の方が本当はどんなのを描きたかったですかと聞いてきたので、今後の参考にするのかなと思っていましたが、まさかつくって送ってくれるとは思いもよりませんでした。孫たちはとても喜んで食べていました。

「お客さんの喜ぶことをする」、他喜力の高い会社はこれからも伸びてゆくのだろうなと感心しました。

私たちも医療や看護等の業務を通じて患者さんを満足させ、信頼と笑顔を増やせるように頑張りましょう。

令和6年1月の講話

更新日:2024/01/05 13:05 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「訓練と冷静な判断」でした。

俊野常務の講話「辰年の年頭に思う」から

皆さん明けましておめでとうございます。

院長からもお話がありましたが、正月早々から能登半島地震が発生し、2日には日航機事故と大変な災害が起きました。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とか「明日は我が身」と言いますが、気を付けないといけないなと改めて思っているところです。

そんな折、早速予期せぬプチ災害が我が家でも発生しました。というのは三男が大晦日に遠征から帰ってきたので、我が家に集まって食事をしました。そして翌日の1月1日の夜、熱が出たというので嫌な予感がありましたが、翌日2日に検査をしてもらったらインフルエンザA型陽性でした。そんなわけで私も家内も発症しないかと戦々恐々と過ごしているところです。

さて今年は辰年です。「龍が天に上る」というように上昇気流に乗るイメージがありますが、また逆に「竜頭蛇尾」という言葉もあります。

「職場の教養」の年頭のページに「一人一人が目標を持ち、その芽を育てて花を咲かせて実を結ぶそんな一年にしましょう。」とありました。私も今年一年間健康を維持することを目標に、久々にリレーマラソンにエントリーするということもあって、ランニングを再開しようときめましたが、正月休みの間一歩も走っていません。今日の「職場の教養」にやる気のスイッチをいれるには、軽度な運動をたった2分間続けるだけで効果が上がると書いてあったので、まずはウォーキングに行くことから始めようと思います。

皆さんも様々な目標を立てられているのではないかと思いますが、良いと思ったことは些細なことからでも実行し、竜頭蛇尾に終わることなく実を結ばせる一年にしていただきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

令和5年12月の講和

更新日:2023/12/01 10:50 カテゴリー:朝礼

俊野常務の講話「フレイルにならないように」から

 決算が終わりました。皆さん気になっていると思いますが、賞与は、当初の予定通り12月15日に満額支給しますので、楽しみにしていてください。

 また物価上昇による賃上げが叫ばれています。当院も介護職員さんや若手職員の皆さんを中心に来年の昇給を見直す予定です。

 これからも病院が安定経営できるよう頑張っていただきたいと思います。(目安は、一般病棟33人、病棟55人、透析患者数170人キープです。)

 ところで最近夫婦間で、腰が痛いとか膝が痛いとか、何もないところで躓いた、というような会話が増えてきました。

 老化と言ってしまえばそれまでですが、まだまだ若いつもりなのに、体がついていかなくなっているなと感じることが多くなりました。

 私自身も以前よりもちょっとした痛みや疲れに敏感になってトレーニングをしなくなってしまいました。それでもゴルフや卓球だけはしたいので、痛みが出ては野田先生にお世話になる、を繰り返しています。

 そんな中、次長が転倒災害防止のチラシを貰ってきました。読んでみると運動不足もさることながら、靴の不具合も大きな原因になっていると記載されていました。
サイズの問題、つま先が低い靴、屈曲性、靴の重量などの影響を受けるようです。
院内でも転倒事故がありましたので気を付けていきましょう。

 ちなみに大リーガーは、肘や肩の可動域や大腿四頭筋の柔軟性等が一定の基準をクリアしないと試合に出られないそうです。

 これから寒くなってきますが、億劫がらずに軽度の運動で結構ですので継続して、フレイルやサルコベニアの状態にならないように注意していきましょう。

令和5年11月の講和

更新日:2023/11/06 16:05 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「冬場の感染症に備えて」でした。

俊野常務の講話「俯瞰する」から

 コロナは落ち着いてきていますが、インフルエンザが猛威を振るっています。
横浜にいる長男(B3横浜エクセレンス所属)も先週インフルエンザにかかり体調が戻り切っていないため、試合に出場できず、ベンチ外でした。

 それがかえって良かったようで、「ベンチ裏で客観的に試合を見ることができて勉強になった、今週からの試合に活かす。」とLINEがきたので期待しているところです。

 元々ポイントガードというゲームをコントロールするポジションなので、自分としては全体を見ているつもりだったようですが、やはり当事者としてみるのとベンチ外から客観的に見るのとでは違う気付きがあったようです。

 私自身も最近そんな出来事がありました。プライベートなことなので内容には触れませんが、たまには俯瞰的に自分の行動を見ることも必要なようです。

 ただし客観的に見るあまり当事者の気持ちに寄り添えないというような場合もありますので、そこはバランスを取りながら気を付けたいと思います。

 現在入院患者数、透析患者数ともコロナ前の水準に回復してきつつありますので、冬の賞与は満額出す予定です。このペースで頑張りましょう。

令和5年10月の講和

更新日:2023/10/06 10:18 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「決算報告」でした。

俊野常務の講話「笑顔失わぬ大谷に脱帽」から

 皆さん、おはようございます。

 今月は、院長が数字のことを発表してくださったので、スポーツの秋の話題をお話したいと思います。

 先日、大谷選手は3年連続でチームMVPを受賞しましたが、先ほどア・リーグの本塁打王の獲得が決定したようです。その大谷選手のことを記した記事が出ていたので紹介したいと思います。

「笑顔を失わぬ大谷に脱帽」
右肘の故障に続いて脇腹も痛めて、大谷翔平(エンゼルス)の今季は終了した。本拠地のロッカーの荷物を片付けて帰ったと報じられた翌日、久々にベンチに姿を見せて同僚と談笑する大谷の姿に、ホッとすると同時に脱帽したくなった。
メンタルが強いとかのレベルではない。その3日後の19日に2度目の右ひじの手術を受けたという。だが、ケガをしたことへの後悔やいらだち、手術への迷いや不安などまるで感じさせない笑顔だった。

 5年前もそうだった。メジャー1年目の9月、右肘の故障の再発で医師から手術を勧められた日の試合で、落ち込むそぶりも見せずに打者として2本の本塁打を放ち、その週は週間MVPを受賞している。

 「自分がコントロール出来ないことは思い悩まない」。優秀なアスリートに共通する特徴である。大谷の振る舞いは、それをよく教えてくれる。

 起きたことは変えられない。手術が成功してつらいリハビリを追えてもパフォーマンスが戻るかは未知数だ。だからこそ自分が今できることに集中する。

 ア・リーグの本塁打王は、MVPはと、我々があれこれ心配して論じるのが幼稚に思えてくる。今回のケガで大谷を投打で使い続けたエンゼルスも批判されているが、それは筋違いだろう。出場を続けたのは大谷の意思。今季限りでフリーエージェント(FA)となるスーパースターに残留してほしい球団は、友好な関係を保つためのその意思にしたがうしかなかった。大谷の判断が間違っていたわけでもない。あの笑顔を見ると、限界が来るのも承知の上でどこまでできるなか試していたのではとさえ考えてしまう。

 大谷は過去100年間で誰も出来なかった挑戦をして、野球史に金字塔を打ち立てた。常識を越えようとした挑戦の過程を、従来の限られた常識の枠内で「無理」や「無謀」と評価することにもそもそも意味がない。それは大谷がプロ入りした時に、「二刀流挑戦を否定した人々の発想と変わらない。彼がそれに従っていたら、この奇跡のような活躍を目撃できなかった。

 投手大谷が1年間見られないのは残念だが、それも考え方次第。打者に専念したらどんな成績を残すのかと想像すると期待が膨らむ。投手封印は最初の手術の後の19年にもあったが、今は打者として格段に成長している。

 今年6月から7月にかけての打棒がさらに長期間維持できれば、三冠王も現実を帯びる。来年もワクワクさせてくれそうだ。

 コロナやインフルエンザの流行など自分たちでコントロールできないことは、思い悩まない。感染しない、感染しても人にうつさない。私たちの出来ることに集中して頑張っていきましょう。

令和5年9月の講和

更新日:2023/09/01 16:26 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「体調管理と日常生活」でした。

俊野常務の講話「皆がヒーロー」から

 皆さん、おはようございます。
きっと皆さんは、常務はワールドカップバスケの話をするだろうなと思っているのでしょうね。先日講演会で聞いた日本で一番大切にしたい会社「未来工業」のお話をしようかとも思いましたが、ご期待通りにワールドカップバスケットのお話をします。

 先日から始まっていますが連日熱戦が展開されています。わが日本もワールドランキングは36位ですが、初戦のドイツ11位、フィンランド24位、オーストラリア3位、昨日のベネズエラは17位と格上のチームと戦って好成績を上げています。

 早い展開の攻撃で積極的に3Pシュートを狙う。という戦略がズバリ当たった試合もありますが、なんといってもすべての試合で、後半に関しては勝ちきっていることが素晴らしいと思います。そしてその根拠は、どこよりも厳しい練習してきたのだから走り切れるはずだ、だから勝てるはずだ。というものです。

 最期まで自分達のやるべきバスケットを遂行した結果、相手の動きが落ちた後半に追い上げて勝つことができているのだと思います。これがもし都度戦術を変えていたらどうなっているでしょうか。間違いなくチームとしての遂行力は落ち、こうした結果にはつながっていないのではないかと思います。

 どんな組織もやるべきことを徹底する、やり続けることが成果につながってくるのだと思います。そして今回のワールドカップで素晴らしいことは、一部の選手だけが活躍しているのではなく、多くのヒーローが誕生していることです。

 ドイツ戦では、渡邊選手と馬場選手、フィンランド戦では、河村選手・富永選手そしてホーキンソン選手が、オーストラリア戦では、渡邊選手・ホーキンソン選手に富樫選手、 そして昨日のベネズエラ戦では、渡邊選手と河村選手に加えて比江島選手の大活躍がなければ勝利はなかったでしょう。日々ヒーローが替わり全員が一丸となっているところに感動があります。

 当院は現在、コロナの影響から抜け切れず底は脱した感がありますが、患者数は戻り切っていません。これから一人でも多くの患者さんを受け入れて、心からの「笑顔のあふれる病院」になっていくように、我が事ととらえて頑張っていきましょう。

令和5年8月の講和

更新日:2023/08/01 13:23 カテゴリー:朝礼

院長のタイトルは「体調管理とシニア割」でした。

俊野常務の講話「輝いて生きる」から

 皆さんおはようございます。うだるような暑さがつづいています。家でくつろいでいても暑くてだれていましたが、唯一世界水泳は、プールの水が透き通って涼しそうなのと池江璃花子選手に何とかメダルをと祈りながら欠かさず観ていました。池江選手は残念ながらメダルには届きませんでしたが頑張っていました。

 一方で何種目かで、とんでもない世界新記録がつくられました。そんな中で敗れた選手が1位の選手に握手を求めたり、ハグを求めるシーンがあります。

 ほんの0.0何秒とか数センチの差で2位に甘んじることがあります。そんな時「コイツさえいなければ優勝できたのに…」私ならそう思ってしまうかもしれません。

 それなのに…、悔しいに決まっているのに。敗れ去った次の瞬間に、優勝者に対して笑顔で握手を求める姿。それはもう、神々しいほどに美しくて清々しく見えるのです。
その時の2位の選手はいったいどんな気持ちなんだろう、悔しさよりも精一杯頑張った清々しさが上回るものなんだろうか?
そんなことを考えていたとき、新聞のコラムで、元陸上選手の為末大氏の新著「熟達諭」の紹介がされていました。
その中に、「成功者の言葉しか世の中には残らないから『やればできる』が格言になる。夢はかなわないかもしれない。叶えるための努力は無駄に終わるかもしれない。でも何かに向かったその日々を君は確かに輝いて生きていたのではないか。それを報酬だと思わないか」というフレーズがありました。

 輝いているのは結果を残した選手だけではなかったのです、目標を目指して必死になっている時みんな輝ける時間を過ごしているんですね。だから清々しく勝者を素直に称えることができるのかと納得がいきました。

 損か得か、勝ちか負けかですべて評価する傾向が強まる一方である。でも「夢中で何かを探求する喜び」こそ、人生を豊かにするのだと考えさせられた。とコラムは結ばれていましたが、私たちもこれからでも輝くことができるということです。どうせなら輝いて生きたいものです。