全体朝礼より

令和7年11月の講話

更新日:2025/11/06 10:13 カテゴリー: 朝礼

院長のタイトルは「体調管理に気を付け、移りゆく季節を楽しみましょう」でした。

常務の講話「訊く力」より

皆さん、おはようございます。体調を崩してから早一か月になります。少し良くなってきたので、気分転換にと思い、土日両日バイクスの試合観戦に行きました。連勝して気分はよかったのですが、油断大敵めまいが少しぶり返してしまいました。今まで病気で入院した経験がなかったので、今回5日間入院をしたことで初めて病棟業務の大変さを理解できました。また皆さんの気配りある看護や介護を体験できたことはとてもよかったですし、感謝しています。

一つ感じたのは、同じような質問をされても問いかけの仕方によって答え方が変わってくるということです。逆に言うと知りたい情報によって訊き方が変わるということです。明るく「お変わりありませんか?」と質問されると特別な変化がない限り「大丈夫です」と答えます。しかし「息苦しくありませんか?」「眩暈のほうはどうですか?」「気分は悪くありませんか?」など具体的に細かく尋ねられると少しでも悪いところを探して答えようとしていました。

一番返答に困ったのは自宅に帰ってからのことですが、吐き気がして食欲がない時に「何が食べたい?」と聞かれた時でした。体力をつけるために何か食べないといけないと思っていても、本音は「食べたくない」なので、食べたいものが何も思いつきません。それではいけないんだろうなと思いながらも「フルーツとお粥くらいかな」と答えていました。 YES NOで返答できる問いかけをしてもらった方が答えやすいなと思いました。たとえば「うどん作るけど食べる?」とか「シチューなら食べれる?」というような具合に。

また朝のバイタルチェック時や配膳・下膳時など部屋に来られるたびに明るく笑顔で声をかけてもらうと元気が出ました。「笑いは副作用のない薬」と言います。あまりハイテンションなのもどうかと思いますが、やはり笑顔はふさいだ気持ちを軽くしてくれます。改めていいものだと思いました。