令和7年6月の講話
更新日:2025/06/02 10:47 カテゴリー: 朝礼
院長のタイトルは「梅雨時のマイナスイメージを打破しましょう」でした。
常務の講話「目標を意識する」より
皆さん、おはようございます。
先月、過程を楽しみましょうというお話をしましたが、ある研修の案内にイチロー選手の練習に対する取り組み方が紹介されていました。興味を持ったので調べてみたら10年以上前の致知の記事にありましたのでご紹介します。今はイチローより大谷選手や千賀選手が旬でしょうが参考までに。
イチロー選手と言えば、努力が作った天才とか徹底してルーティンを守るということが有名ですが、若い時のイチロー選手のバッティングピッチャーをしていた奥村幸治によると、「彼はいかなる場合にも、試合で最高のパフォーマンスを発揮できるようにと、自分ができる努力を高い境地で積み重ねてきた。しかし常にハードな練習していたのかというとそうではない。例えばシーズン中に調子が悪くなると、試合後にもバットを振っている選手の姿をよく見かける。 ところがイチロー選手の場合、試合前のフリーバッティングと試合中以外にバットを握ることはほとんどなかった。それよりも身体を休めることが大切だとわかっていたからだ。
一方、自主トレーニングの期間や春のキャンプに入ると、イチロー選手はピッチングマシーン相手に3時間でも4時間でも黙々とバットを振り続ける。なぜそれほど長く打ち続けることができるのか。イチロー選手に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。 「最初から長い時間打とうとしているわけではありません。ただ自分にはその日にやらなければいけない目標があって、その目標をクリアしようと思って打ち続けていると、3時間でも4時間でも集中できるんですよ」 彼はこうも言っている。「目標がないのに練習することって意味がないでしょう。それならいっそ身体を休めたり、 気分転換をするほうがいいと思いませんか」と。ただ漫然と数をこなすのではなく、自分はこれを掴みたい、この目標を達成したいという思いがあるから練習に向かう。そのために一球一球に明確なテーマと目標を持って臨むからこそ、イチロー選手は信じられないような集中力を発揮できた。イチロー選手が一流選手たる所以が、こうした努力の仕方の差になって表れている。」
小さな目標を立ててクリアしていくこと、例えば朝出勤して「気持ちのいい挨拶をする」という目標、職場に入ってすぐに「その日の予定や仕事の段取りを確認する」など。YES、YESの積み重ねは、過程を楽しむことにもつながります。その結果として今日はいい一日だったとなるのではないでしょうか。
技能実習期間を終えられたリーさんとアンジーさん、お二人ともお国に帰ってからも日々目標をクリアして、笑顔あふれる末広がりの人生を歩んでもらいたいと思います。